Q.(19) 右手首の腱鞘炎が痛くてものを持てない状況が6ヶ月も続き、近所の整骨院にも通いましたが、マッサージと電気治療だけなかなか良くなりませんが、治りますでしょうか ?

腱鞘炎は、上部頚椎カイロプラクティックで改善できます。 !

A.お答えします。

頚椎のひずみを取れば、手首の腱鞘炎やバネ指対策になる。

手・指・を長時間、繰り返し継続して酷使することにより、腱鞘炎を発症することが多く、腱鞘炎の原因の上位に挙げられているのは、パソコンのキーボードでの入力作業による影響で、ここ近年において腱鞘炎は増加の一方をたどっているそうです。

腱鞘炎の症状として、手指・手首・腕・がだるくなる、手が痛くて動かし辛く動きが鈍くなる、しびれる、手首に腫れが出て来た等が腱鞘炎の症状です。

手の掌・手の甲・手指の圧痛、曲げ伸ばしの時の痛みを感じるのであれば、腱鞘炎の症状が出ている可能性が高いでしょうし、手の指や手首の屈曲と伸展時にカクカクと音がなる時も要注意なのです。

腱鞘炎ならびにバネ指などの手指の異常は、脊髄神経の頚椎の部分から枝分かれして、腕神経叢の神経の束となって手に向かって神経が流れている部分に、神経圧迫が起きていることが伴っているのです。

この腕神経叢は7本の頚椎の中の、頚椎4~7番の間から神経が手に向かって流れていますから、神経圧迫が起きると手指にも神経伝達が充分に伝わらなくなり、腱鞘炎やバネ指も含めて様々な手指の辛い症状が出て参ります。

この頚椎4~7番の部位の腕神経叢の部分の神経圧迫が解放されますと、手の指先まで神経伝達が十分に届き、腱鞘炎の症状も自然治癒するわけです。

あいにく腱鞘炎の一般的な治療法としては、患部に腱鞘炎の痛みや症状を直接取り去ろうとする対症療法がほとんどですが、例えば手首に鍼を打ったり温めたり、手首を手技で矯正したり、腱鞘炎テーピング、腱鞘炎ストレッチなど様々です。

ドゥケルバン腱鞘炎と名付けられた腱鞘炎があり、この親指の部位における腱鞘炎の手術も広く行われていますが、このドゥケルバン腱鞘炎に対する私の見解は臨床経験上から得られたことであり、全く他とは異なります。

手首に近いところの親指の付け根の関節は、鞍関節とよばれる馬の鞍が乗っかっているような形状なのです。

蝶番関節(ドアの蝶番のような)の指関節の形状とは違って、加わった力の具合いとか角度によっては、鞍関節関節は極めてずれ易い形状をしています。

重いフライパンや中華鍋を握って親指に圧力が加わった時とか、テニスやバドミントンのラケット、剣道の竹刀を握った時などは、この親指の付け根の鞍関節はズレて腱鞘炎を起こしやすいのです。

文字通り腱鞘とは、鞘の中で腱がスライドして関節の動きを補助している組織なのですが、腱鞘がからんだり、引っ張られたりと引きつれが起きると関節が自由に動かなくなり、それが腱鞘炎の症状となって辛さがともなうのです。

悩んでいらっしゃる腱鞘炎の原因の大半は、手指や手首の関節のゆがみなのですから(他の関節部位にも腱鞘炎は起こります)、この手のゆがみが消えれば腱鞘炎も改善されます。

しかし、単純に腱鞘炎の患部のゆがみを取ればいいというものではなく、手首がゆがんでいる以上は頭や首も傾き、骨盤もゆがんでいるはずです。

手首の手根関節以外にも、このように体のゆがみの影響が全身に及んでいるわけです。

腱鞘炎を起こしている患部への施術はその場しのぎであるばかりか、かえって体全体の調和を狂わせてしまう結果となるでしょう。

患部の腱鞘炎に対しての対症療法は、医師や施術者の学んだ知識を患者さんの生体に押し付けているにしか過ぎないのです。

腱鞘炎の患部への、マッサージなどの刺激は、かえって症状を悪化させることになるでしょう。
 
   
 
腱鞘炎の痛みの分布図
腱鞘炎の痛みの、X線写真
腱鞘炎の痛みの分布図
頚椎から、神経が流れる腕神経叢

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